「エンジンが始動しない」や「ランプ類が点灯しない」という症状が見られる場合、バッテリーが上がっている可能性が考えられます。
実は、「バッテリー上がり」はJAFロードサービス出動理由で一番多いトラブル。そのため、いざという時のために対処法や予防策を知っておくと安心でしょう。
今回は、バッテリーが上がった時の対処法と予防策についてご説明いたします。
バッテリー上がりが起きた場合の主な対処法は以下の3つです。
●JAFやロードサービスを呼ぶ
バッテリー上がりを直す術がない場合は、JAFやロードサービスに救援を要請しましょう。保険会社のロードサービスの場合、無料で対応してくれる場合もあります。
●ジャンピングスタートを行う
同じ電圧の他の車(救護車)から電気を分けてもらい、エンジンを始動する方法です。
●ジャンプスターターやカーバッテリー用の充電器を使う
ジャンプスターターとは、ジャンピングスタートを他の車なしでもできるようにする携帯用の小型バッテリーのこと。また、自動車用バッテリー充電器を使って、電気を充電する方法もあります。
未然にバッテリー上がりを防ぐために、以下の4点を心掛けておきましょう。
●降車の際、電装品がオフになっているのを確認する
ライトやルームランプが点灯していないか、半ドア状態になっていないかを確認してから車から離れましょう。
●週に一回は30分以上車を走らせる
車に乗る頻度が少ないと、自然放電によりバッテリーが上がる可能性があるので、週に一回は30分以上車を走らせて放電を防ぎましょう。
●寒冷地に行く場合は、寒冷地仕様車を利用する
寒冷地ではバッテリー上がりが起こりやすくなるため、寒冷地仕様車を利用するとよいでしょう。
●バッテリーの状態を定期的に点検する
定期的にバッテリー液の残量を確認し、下限メモリよりも減っていたらバッテリー補充液を足します。また、バッテリー電圧の測定もしましょう。